AKOAKO’s diary

著作家☆西洋占星術研究家☆古代史研究者☆森村あこのブログです♪

「カスピ海の怪物」が主張する無言の………

 

 

↑↑ 上の報道記事からの感想 ↓↓

 

カスピ海

世界最大の湖で古代湖(世界に20ある)のひとつ

湖の塩分濃度は海水の三分の一ほどだけど

長年 湖か海かで論争されてきた

2018年に決着がついたけど

事実上「海」で決着した

領海設定上

隣接する国家が5つもあり

既得権などでも争われてきた場所だから

なかなか折り合いがつかなかったのら

なので冷戦が生んだだけではなく

 古くからの この沿岸部は いろいろ紛争も

あった場所で

  さらに近年になって(90年代なかば)

 この古代湖の豊富な地下資源が発覚したから

 なおさら……

  熾烈な論争と協議が重ねられてきただよ

 原油500億バレル、天然ガス8兆4000億立方メートルの埋蔵が確認され、「第二のペルシャ湾」とさえ呼ばれている

 カスピ海

 この遺物の観光スポット化は

  ロの主張ともとれる

 長年の権益をめぐる協議で湖であることに固執したのは

 イランであり

  地形上は湖であるとの主張だった

一方、隣接の諸国(小国)群は

 ソ連崩壊で新興国カザフスタントルクメニスタンアゼルバイジャンが誕生し、問題が複雑化   

 まぁ彼ら小国にとっては

  湖水が塩水であることを理由に 塩水は海であると

  主張しつづけ

  ソ連崩壊後のロは 当初中立の立場を保っていただけど

  湖として5等分という分割されてしまうよりも

  海としたほうが得策と判断して

   三カ国側についたのだ

一方、イランでは強硬派が「5等分すらのめない。本来、旧ソ連との間で長年合意していた50%の取り分が筋だと主張し続けていた

この決着は 米からの圧力(経済制裁ほか)によって

 イランが折れる形で 譲歩されたもの

 イランにとっては だからいまだに

  納得なんかいってないだろう

こういう記事って なんで ちゃんと書かないんだろうね

  記者がさぼってるのか

   それとも あえて意図的なのか❓

  まぁ意図的と見て いいだろう

  TVとかのメディアは見るなという趣向が 

  近年のソーシャルネットワーク上では

  よく書かれてるけど

   既存メディア 全般

    虫食いのような 情報しか流さないから

  全体性を見通せないような 統制がされてる気がする

  事実さえ のせればいいという

  その事実の背景も当然必要と思うのに

  日本にとっては 無関係な場所の話

   せいぜいカスピ海ヨーグルトとか

   関連商品くらいしか浮かばないのが大半だろうし

  でも 

   カスピ海問題は

  国際社会のなかで 大問題でもあった

  この譲歩で イラン国内はロハウニ政権批判が高まり

 売国奴の裏切り者レッテルまで貼られ

 南下するロシアとの抗争に敗れて 

  ようは屈辱的な敗北で

  かつて押し付けられた

  1828年のトルコマンチャーイ条約以来の屈辱以来の

 大失態と 屋台骨を揺るがしかねない事態になったから

  イランのロハウニ政権側にとっては

 ロとの関係強化のための 将来的な保身のための

  譲歩だったとおもうけど

  民意は メンツや利益の損失のが 

  まぁ…………重視されてしまうだよね

  ちなみに カスピ海論争の決着をつけたのは

  トランプ元大統領

  彼の大統領時代のことなので

   記憶に新しいとおもう

  (ΦωΦ)…

 

 

 

 

追記;

 5カ国の合意のもと調印された

カスピ海の法的地位に関する協定」の内容の詳細は公表されてはいない

 

当時の外部リークの情報によると

(1)各国沿岸から15カイリ(約28キロ)をそれぞれの領海とし、25カイリを排他的漁業水域とする

(2)沿岸国以外の軍がカスピ海に入るのを認めない

(3)領海外の地下資源の分配については継続協議とし、湖底へのパイプライン設置は当事国同士の合意で認める-が、骨子とされる

 

 

当時の各国首脳のコメント

 

 プーチン氏は「画期的な合意だ。地域の安全と安定につながる」と称賛。

 ナザルバエフ氏も「カザフスタン産の天然ガスをパイプラインを通じてアゼルバイジャン経由で欧州に輸送する計画が進展しそうだ」と手放しで喜んだ。

 一方、

 従来の主張を取り下げ譲歩に甘んじたロウハニ師は

 「権益をめぐってはまだまだ協議を重ねる必要があるが、土台となる合意ができた。

  関係国の協力強化も達成できた」と、含みを持たせつつも意義を強調した

 

  イランが湖と主張してきた理由は

  陸に囲まれており、形状はどう見ても湖であるということと

 湖と海では法的な枠組みがまったく異なるためで

 

 

 湖とされれば、国際的慣習により水域内の資源は沿岸各国の共有財産

 均等に配分される。しかし、海だとなると、国連海洋法条約が適用され、

 沿岸線の長さに応じて領海などが設定される

 権益も基本的に長さに比例する。イランは沿岸線が5カ国で最も短く、

 しかも湖底に眠る天然資源は北部や中央部に偏り、イラン沖の南部は乏しいことが判明したため、

 海だとすることは到底承服できる話ではなかったのだ

 

 

 カスピ海といえばチョウザメの最高級キャビアの産地で

 その9割近い世界シェアを占める

  

1991年にソ連が崩壊するまではイランとソ連の間の「共有財産」だった。

 それまではごく自然に湖とされ、権益も慣習に則り二分されていたのだ

 

 

 ソ連の崩壊によって新興国が誕生したことで

 問題が複雑化し、さらに湖底には莫大な天然資源があるとなったら

  新興の三カ国も黙ってはいられない

 というわけで 海か 湖か で対立してきたのだ

  個人的には その成立からして湖と考えるのが妥当だとは思うけど

 

  大人の社会では道理が通らないこともあるという一例だろう