AKOAKO’s diary

著作家☆西洋占星術研究家☆古代史研究者☆森村あこのブログです♪

✨春分~今後一年の宇宙模様~Spring ingress~

 

 

 

 Spring ingress春分~今後一年の宇宙模様

 

 春分は占星学上では新年

 春分は、太陽の通る黄道(ecliptic)と天の赤道(equator)が交わる交点で、

 太陽が南から北に移動する瞬間が「春分」です。

 この春分点は、牡羊座0度として、設定されていますが、

 

 ほとんど変化しない黄道と違って、赤道は地球の地軸の傾き(歳差運動)によって

変化しています。

 

 この歳差運動は紀元前190年頃、ヒッパルコスによって提唱され

  毎秒50度逆行するという定義に基づいています。

約3000年前、古代ギリシア時代には

 春分点は、牡羊座にありました。現在は、魚座に位置しています。

 

 占星術では、春分が年始(元旦)であり、すべてのスタート、はじまりを意味します。

 

 人類史のなかで天文学が発祥したメソポタミア

 ユーフラテス川とチグリス川にの下流域、南部の堆積平野で勃興したシュメル文明は

 太陽が季節とともに、その位置を変えていく太陽の運行に基づき

  春分の日を新年(1月)として、新年更新祭が行われた。この春分祭では

 「成婚儀礼」が主たる儀式で、イナンナ(イシュタル、およびヴィーナスの原型)と

 その夫であるドゥムジ神の交合を象徴し、その年の豊穣を祈念する慣習がありました。

 

 占星術春分牡羊座が12星座のはじまりとされているのは、

この習わしの名残です。

 

 そして、実際、この宇宙のエネルギーはスパイラルして

新しい流れに切り替わる地点が春分点

 

 魚座でひとつのサイクルを終え、春分点から新しいエネルギーが流れこんでくる

 その流入ポイントが牡羊座0度のゼロポイントでもあります。

 

 同じサイクルはふたつとして存在しませんから、新たな誕生を迎えるこの春分

 古代...再生の象徴とされてきたのも、

生命の営みに基づいての理解だったのではないかと思います。

 

 そんな春分

 

 シュメルの天体観測上では天空を三段階に分類し

 アヌ(天空神)の道(中層)、エンリル(風の神、ギリシア神話でいうゼウス)の道(最上層)、

 エンキ(アッカドバビロニアではエア、水の神)の道(下層)

 とそれぞれの道のどこに位置するかで、時節を読み取り、

星座や星を観測して記録していました。

 

 牡羊座はアヌの道の真ん中を太陽が通過する日を示します。

(昼と夜の長さが同一になる日)

 

 牡羊座の原型は雇夫、アヌの道37番目とされています。

雇夫は、魚座の中央に位置する

ユーフラテス川とチグリス川の真ん中を象徴する、場所を耕す耕夫に由来。

 雇夫の発音がlu という羊をあらわすものと同じことから、

いつしか同一視されたのか、

あるいは春に生まれる羊は冬季を越えた春季の再生の象徴でもあり、

 バビロニア時代の記録では、牡羊座が描かれている。

 

 いずれにしても暦の重要な分岐である

 牡羊座で迎える春分点は、自然界の摂理に則った再生の時期であり、

 

 占星術では、この春分点を通過する春分図を一年間の指針として見ます。

 

 

 ということで

 2019年の春分図をみていくと、

 太陽と月は、12ハウスと6ハウスで満月を形成し、

 ASCに牡牛座0度の天王星がノーアスペクト

 牡牛座火星と、乙女座の月、山羊座冥王星がグランドトラインを形成

 魚座で水星、海王星コンジャンクション

 月、木星のスクエア、金星、火星のスクエア

 土星冥王星がMCでコンジャンクション

 

 けっこう、迫力のある配置です。

 

 

 ASCは牡羊座27度ですが、1ハウスにある天王星は、

牡牛座0度で、ノーアスペクトは、

変わらなかったものを変えていく、動きがいい意味であらわれる兆しです。

 

 1ハウスは、個そのものですから、ひらめきや直観に導かれるように、

変化を起こし

新しい世界を切り拓いていく。

可能性の模索から実行に移る段階です。

 火星も牡牛座にあり、パワフルですから、

 

 今までなら躊躇したことも乗り越える勇気も沸き起こってくるでしょう。

 

 意志力がモノをいううえに、火星は、冥王星、月とグランドトライン。

根源的なエネルギーの後押しをうけて、

まい進できる強い流れを自ら興していく

 風潮が強まるでしょう。

 MC(天頂)にある冥王星は、天意の象徴でもあり、

運命に引き寄せられるかのように

資質を開花させ、たとえ過去に祈念しながら、

具現化していないことだったとしても

その人にとっての必然であれば、道が開ける暗示です。

 

 意志と天意が合致するカタチでの自己実現

 

 社会的には、国家をあらわす太陽は12ハウスにあり、6ハウスの民意とオポ

日本は再生に向けて、大きく舵取りしていくことになっていくでしょう。

 これまで黙っていた民衆が声をあげていく

 自立を促す天王星は、新旧交代を促進していく流れを主導して、

 社会の枠組みや抜本的に改革を進行させるのは天頂の冥王星

 

 ある意味では、震撼させる出来事や事象を通じて、

荒療法的に切り替えを起こす可能性もあり

(災害や事件など)

このパワフルなチャートは、単純なものではないものの

 

 時流が変容することは確かでしょう

 

 天王星は牡牛座にイングレスしたばかりですから、

高いポテンシャルで物質的な価値観を

変えていく。物価上昇は、適正でなかたものを適正化させるながれで

 第三国とかわらないほど、落ち込んで成長のない日本経済を

生産性を復活させていくように、潮目をかえていくようにおもいます。

 

 天頂は、土星が守護星座回帰した状態で冥王星とのコンジャンクションなので、

トップ交代は多くの方面であらわれてくるかとおもいます。

 それは、精神的な指導を求める社会意識と、

金権意識や個人的な欲からのトップ意識では

意識の次元が異なるためで、より大きな視点と視野をもった象徴を求める動きは

各分野であらわれてくるため、

変わらざるをえなくなるような状況になるようにおもいます。

 

 日本は天皇も代替わりし、

象徴のサインも山羊座今上天皇から魚座天皇へとかわります。

 

 まだ元号はわかりませんが、

次代の天皇は、太陽、冥王星オポジションを出生でお持ちですから、

霊的には、本道でもあり、今後の皇室の在り方も、これまでと異なる意味で

 変化があらわれてくるでしょう。

 ある意味では、今上天皇のほうが

イレギュラーでもあったというような感じなので(チャート上)。

 

 象徴としては、本来の意味で、体現されていくとおもいます。

 

 国家としてのイメージも日本は、民意を潰してきたこのうん十年。

 スタンダードや、ルールブックの変更が可能になるのは、よい兆候で

 

 技術革新も進展するでしょう

 

 正直、競争力を失って失速傾向にあった流れを懸念していた

人たちのほうが多いとおもいます。

やっと、超越的な動きがでてくる

 

 そんな新年(春分)チャートは、

すべてを一朝一夕でかえられるものではなくとも、

変えていくためにエネルギーシフトが起きる

 

 集団幻想からめざめて、機能不全に陥っていたものを、復活させていく

そういう潮流をかんじます。

 

 そのために、苦心することも大変なことも、

起き衝突や不安定な出来事も去来するとしても

変わらなかったものを、変えていくエネルギーのほうが勝っていくでしょう。

 

 春分図は、来年の春分までの一年間を見るものなので、

じわじわとあらわれていくとおもいます

 

 

 そんなこんな

 

 新年度を迎え

 

 皆さまのライフがより素晴らしい自己実現につながっていきますように

 

 この再生と復活のエネルギーをしっかり味方につけて

 替えたかったものを、本気で変えていくように、

 操縦桿をしっかり握って、荒波にも立ち向かってください

 

 思ったいじょうに、楽に超えられることも多々あると思います

 

 限界突破というのは、

自分でつけた枷や自分からはいってしまった檻から飛び出して

自己の使い方をかえていくことで可能になります

 

 社会基準があてにならない昨今、

心の声に従って価値あることを追求することが

社会還元につながっていく素晴らしい流れです

 

 価値観、ライフスタイル、社会的立場、仕事や住居の環境、人間関係が変わり、

生き方そのものも変容していく人も多くあらわれるでしょう

 

 

 内なる熱い思いを抱いているなら、初夏を迎えるまえには、なんらかの形で

現実化させてください

 

 成長、成功の気運に乗れるはず

 

 皆さまの願いが叶いますように✨

 

 愛と感謝を込めて💕